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栗芳ですが、何か。

たぶん、いけばな日記。

たのしい。楽しい。愉しい。

楽しくお稽古しましょう~♪  って、よく聞くフレーズなんだけどね。

何がどう楽しいんだろう?って自問自答してみたわけ。

 

日本伝統文化の華道っていうフレーズって、めっちゃ厳かな印象で身近じゃないよね。

なんか、限られた一部の人しか、跨いではいけないような敷居を感じるとういうか。

触れてみたいんだけど、触れられる場所すらわからない、みたいな。

そうなってくると、どんな楽しさがあるのか、なんて想像もできないよね。

 

でね、振り返ってみた。

華道歴30年になるんだけど、途中、子育ての時期は、ちょっと遠ざかってた。

このまま辞めちゃうのかなぁって、おぼろげに感じながらも、師匠が定期的に

連絡をくれることで、なんとか繋がってた感じだった氣がする。

その頃の記憶が、あまりはっきりしていないくらい、遠ざかってた時期もある

30年っていう数字なんだけどね。

 

で、入門した頃って、何をどう生けたらいいのかもわかってないから、

どう仕上げたらいいのか、ってのが見えてきたときに、ちょっと楽しくなってきてた。

自分で作りあげた花型が、綺麗な見栄えになった時、ご褒美をもらったようような楽しさを味わってたと思う。

そうこうしているうちに、もっと綺麗に生けるには、どうしたらいいのか?

っていう疑問が自分の中に生まれ始めて、その比重がどんどん高くなっていってた。

そしたらね、一本の枝を処理する時間がぐっと長くなってた。

見て、撓めて、切って。

もの凄い集中力で、その時間を過ごしてたと思う。

だから、お稽古が終わったときの解放感って、半端なくて、対峙した時間そのものを

愉しんでた氣がする。

 

年輪と共に、たのしみ方が変わってきて、いけばな自体を、自分に置き換えるような見つめ方をし始めてたり。

 

生きていくという時間の中で、こういうものを持てた人間って、タフに生きていけるんじゃないかなって感じ始めてる。

 

これが、日本の「道(どう)」と呼ばれているお稽古には、全部宿ってるんじゃないかな。