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栗芳ですが、何か。

たぶん、いけばな日記。

「撓(た)めす」ということ

花材を生ける時、イメージしたラインを作りだすために、「撓めす」という手法があるの。花材を曲げるってことなんだけど、曲げるっていわない。撓めすっていうの。

 

植物は、強風から身を守る時に「撓める」ことで、折れて千切れたりしないようにしてるわけ。撓(しな)って風になびくことで、負荷を逃がしてる。植物って、自然の環境の中で、いろんな姿を魅せてるわけ。見過ごしがちなんだけどね。

どれだけ撓(しな)う力を持っているのか、ってことが、植物の持つ生命力にも繋がって行ってると思うの。

そして、その生命力の表現を「撓(た)めす」ということで、作品にしてるのがいけばなだと思う。特に、古典的な生け方をする手法には、よく見られる手法なわけ。

 

「曲げる」とは言わず、「撓めす」という言葉を遣うの。

 

 

 

いけばなにも、言霊が生きているよなって、この言葉の意味を噛みしめる度に感じるんだよね。

 

 

その環境に、順応していけた者が、次の時代を生きいくんだよね。