栗芳ですが、何か。

たぶん、いけばな日記。

「格」って何?!

「トクサって、いけばなに使える?」

物語はそんな感じで始まったわけ。


「古典でも、現代でも使えるよー。」
そんな感じの返事をしたと思う。


そしたらね、さいたまの「子どもの居場所 どんぐり小屋」さんが贈ってくれた。
どんぐりって、こういうところね。(http://dongurigoya.seesaa.net/
自然の営みをとっても大切にしている、私の友達が運営してる場所なわけ。


人の手で栽培されているわけではない、自然の中で育ったトクサが届いた時、
私が目にしたことのない姿のコがたくさんいて、ビックリしたわけ。
花屋さんにあるトクサとは、ぜんぜん違うの。
これが自然の中で育つってことなわけ????みたいな。


もうね、そこからですよ。
トクサ検索が始まり、お勉強モードに突入。


そしたらね、


トクサって、「木賊」だとばかり思っていたんだけど、
トクサの茎を干して生薬になったものが「木賊(とくさ)」ってことになるんだって。
耳から聞こえてくる言葉は同じなんだけど、目で見る言葉は違う、みたいな。

これ、格が違ってくるってことなんだと思う。
ここでいう格の違いってのは、優劣のことではないわけ。

AもいいけどBもいいね、って感じね。
Bは、Aの次だから、Bは階級が下ねってことではないわけ。

いけばなには、花の色にも格があるのね。
自由花では必要ないんだけど、古典の場合には知識として必要になるのね。

一つの瓶に生ける花に、多色使いしたい場合、高い位置は、白を使う、みたいなことね。


私ね、ずっと勘違いしてたんじゃないか、って思いはじめた。

「格」に優劣なんてないんじゃないか、ってこと。


今まではね、「格」って、優劣を含んだ表現だと思ってたのね。
だから、高い場所が優れていて、低い場所は劣っているってことなんだと思ってた。


生花早満奈飛を読んで、ようやく氣づいた。
「格=役割」ってことなんだな、と。

だから高い場所には、高い場所の役割があって、低い場所には低い場所の役割があるってことだなって。

会社の社長の格と、トイレ掃除の人の格は別ものなんだから、比べること自体がナンセンスちゃう?
ってことだよね。トイレ掃除してくれる人がいなくなったら、めっちゃ困るよね。


でね、もそっと思った。
トイレ掃除の上手な人と下手な人は、いると思う。この優劣は、あって然るべきなんちゃうかと。
比べるべきはここであって、格ではないって思った。
現代の人は、比べ方がおかしくなってるよね。比べる対照が違うんちゃうか、みたいな。

徒競走の一等賞と、綱引きの一等賞を比べることに価値はないけど、
優劣をつけるのはダメだから、みんなで一番を一緒に走りましょうってのは、おかしくね?みたいな。

 


菊ってね、日本が原種で自生してるのかと思ってたんだけど、海外から入ってきたんだって。
で、一番最初に入ってきたのが黄色の菊だったんだって。

だからね、菊1種だけのいけばなを活けましょうってなったとき、
白の格が高いから「白」を使うのかしら?って思ってたんだけど、
菊の格は黄色だから、その格で活けることがイキってことになるみたい。

 

そんなこんなで、お勉強を進めている最中なんだけど、
7月10日(日)に参加するいけばな展があるから、そこでトクサを使って活けてみようと思う。

 

どんぐりの空気感というか、秩序感というか、そういうものを、いけばなの古典的な生け方で表現してみたいと思ってる。

 

頑張れ、私。